挫折しない我が家の家計管理の考え方(後編)

家計管理

No. 008

楽天父さんのタカです。

これまで家計管理が長続きしなった原因は、目的を理解しないまま、ただ闇雲に家計簿をつけ、ガマンと忍耐で節約をしたからでした。

「挫折しない我が家の家計管理の考え方」の後編では、どうやって、家計の見直しに成功したのかを具体的に紹介していきます。

家計の見直しに入る前に、家計管理の目的を明確にすることが大事だと思います。

前編も述べましたが、

家計管理の目的は、価値あるものにお金を使おう!そのための家計管理をしよう!です。

これまで失敗してきた考え方は、 「いかにお金を使わないようにするか」に着目していました。

それは、お金に対して消極的な考え方です。

やっていて、ワクワクしません。楽しくないのです。 そんな面白くもなんともないガマンばかりでは、長続きしません。

タカ
タカ

家計管理が長続きしない考え方は、買いたいものをガマンしよう、ムダ使いをやめよう、という考えです。

結果、いつの間にかやめて、また浪費生活、どんぶり勘定の生活に逆戻りです。

家計を管理することの最大の目的は価値あるものにお金を使うことです。

その目的のために、以下の手順で家計の見直しを進めていったおかげで、結果、大成功でした。

タカ
タカ

実際のところ、最初からそういう考えで実行したわけではなく、後で振り返って考えてみると、そうやって行動したことが正解だったんだな~と感じたのが正直なところです。

私が行った家見直しの大まかな流れは、以下3ステップです。

その3ステップで、リバウンドなく、ストレスなく家計管理ができ、家計の黒字化が実現できるようになると思います。

挫折知らずの家計管理

ステップ1: 世帯全体の家計を一元管理して、見える化する

ステップ1の見える化は、家計簿アプリのマネーフォワードMEを活用しました。とっても便利でおすすめです。具体的な方法は、またの機会に詳しく紹介したいと思います。

このアプリの良いところは、キャッシュレス決済で生活することで、煩わしい入力作業が省略でき、ほぼ自動で家計簿をつけてくれることです。

このアプリに限らず、ほかにも便利な家計簿アプリがあると思いますので、自分が使いやすく、長続きするものでいいと思います。

このステップ1はあくまで、ステップ2、3を実現するための手段でしかないです。

家計簿をつけるだけで家計は改善しませんし、貯金が貯まるわけでもありませんので、ここで満足してはいけません。

なので、なるべく負担がなく長続きする方法で、取り組むことが大事だと思います。

以前は、紙の家計簿を使ったり、家計簿アプリでレシートを撮影する方法などを試してみましたが、最終的にこのマネーフォワードMEにたどり着きました。

このアプリには、レシート撮影機能もあるのですが、私は、キャッシュレス生活にしているので、ほぼ自動管理してもらっています。

そのおかけで、先月と比較したり、どのように家計のキャッシュフローが流れているのかを把握するのに時間がさけるようになりました。

家計管理をする上で、家計簿をつけることは必須ではなく、「1か月だけでOK」と紹介している本もあるくらいです。

家計簿をつけて満足というふうにならないように、 家計簿の本来の目的である 家計の大まかな流れを把握することを見失わないようにしてください。

ステップ2: 全体の家計が把握できたら、価値あるものにお金を使い、価値のないものを見つけ、そこにお金を使わないようにする

ステップ2はとても大切な考えです。

何にお金を使うべきかを考えることは、とてもワクワクすると思います。

「今度のゴールデンウィークは海外旅行に行きたいね」

「外食は浪費かもしれないけど、楽しいし、家族団らんできるし、削りたくないよね」

など、それがないと生きている価値がないと思うところに、お金をかけるべき、と決めちゃうのです。

ただ、 1つ 条件があります。それは、当たり前のことですが、「予算内に収め、収入以上に使わない」ことです。

それが決まったら、今度は、「これ無理に使う必要あるかな~」「これ削っても、特にストレスもないし、全然平気だよ」というものがあるはずです。

我が家の場合で言うと、新型コロナの影響が出る前は、週末の家族でのお出かけは、毎週の楽しみでした。

それをやめると、何のために仕事しているのかわからないと思っていました。そこを無理に削ることはせずに、その代わりに、出先でペットボトルのお茶や缶コーヒーを買うことをやめました。

「水筒を持参しても苦にならないし、別に何が何でもペットボトルでお茶を飲まないとストレスがたまる!」とはならないので、そういうものは徹底的に削るようにしました。

自分たちにとって、価値のないお金の使い方を認識して、それをやめる

ムダだと思っているので、ガマンしている気がしませんし、それよりも、使いたいところにはお金を使っているので、ストレスもたまらず、結果、リバウンドもないのです。

また、ステップ2で挫折を防ぐ、もう1つのコツがあります。

それは、節約につながった成功体験を早めに味わうことです。

ダイエットでなかなか体重が減らないと、モチベーションが維持できないのと同じです。

成功体験をすぐ感じる方法とは、何でしょうか。

それは、 固定費の削減です 。

いろんな家計の見直しや節約術の本でもまず固定費を見直しましょう!と記載されています。

家計の支出には、固定費と変動費の2つに大きく分けることができます。

固定費とはその名の通り、毎月金額が変わらず固定に引かれる支出のことです。具体的には、月々の保険代、携帯電話の基本料金、家賃または住宅ローンの返済などです。

変動費は、日々の生活行動によって変化する支出のことです。例えば、食費、交際費、など。

なぜ、固定費をまず削減するかというと、最初の1回の見直しで、その後もずっとその効果が継続するからです。

例えば、食費を一か月ガマンして減らしたとしても、その月は確かに節約できますが、来月以降はまた元に戻ります。

しかし、月々の保険料を一度見直して、例えば5,000円節約できたとしたら、来月以降もずっとこの5,000円の節約効果が続くのです。

これが、固定費削減の最大の魅力です。

私が実際に、見直した固定費削減を参考に見てみましょう。

・各種保険(生命保険、医療保険、損害保険など)

月々の保険代を節約したとしても、生活が急につらくなったり、生活水準が下がるといったことはありません。

なので、自分にとって、必要最低限の保証はいくらかを見極め、ムダと判断したものは、思い切って削りましょう。

私たちも2人で1万円以上の医療保険に入っていましたが、 見直して、夫:2,482円、妻:1,852円までおさえました。

さらに先月、それさえもムダと判断し、妻を説得して夫婦の医療保険を解約しました。

ムダな保険、必要な保険については、まだ別の機会に書きたいと思います。

・通信費(携帯電話、インターネット)

価値のないものにお金をかけることがいかにムダかをしっかり自覚することが大事です。

夫婦ともに大手キャリアの携帯電話会社を利用して、家族割などを駆使しても月々、1人8,500円以上、支払っていました。

タカ
タカ

格安SIMの存在は、なんとなく知っていて、妻からも相談されたこともありましたが、

妻

格安SIMへ乗り換えよう。

タカ
タカ

。。。なんとなく、いやだな~

という、よく分からない理由で行動に移せませんでした。

ちょうど、その時、楽天経済圏についていろいろ調べていて、楽天モバイルに乗り換えれば、さらにお得と感じて、恐る恐る、最初は、夫の携帯だけを楽天モバイルに変更し、特に支障がなったので、妻も楽天モバイルに変更しました。

タカ
タカ

大、 大、 大満足です。

唯一の後悔が1つあります。それは、もっと早く乗り換えればよかったことで

まだ、大手キャリアで契約している人は、真っ先に、見直すべき固定費だと思います。

2人で16,000円した携帯代が、楽天モバイルのスーパー放題の一番安いプランで2人で2,460円です。

これで、毎月13,540円の節約です。年間で、162,480円。

10年、大手キャリアに入り続けた場合と比較して、なんと、160万円以上の節約ができるのです。

月々13,540円を仮に、投資信託に10年間、年利5%で積立運用したとして、いくらになると思いますか。

なんと、10年で2,102,522円の資産がつくれるのです。

まだ大手キャリアで携帯を使っている人は一度、8,000円も払う価値があるのかどうかをじっくり考えてみてください。

なぜ、格安SIMの2,000円前後ではなく、8,000円が必要なのかを考えてみてください。

タカ
タカ

初の行動は大変ですが、乗り換え後に必ず思うはずです。「なんでもっと早くかえなかったのかな~」と。

・住宅ローンの借り換え

住宅ローンは月々の返済額は逆に増えましたが、トータルの返済額を減らすことができました。

従来、借り換えメリットが出る条件は「ローン残高1,000万円以上、残年数10年以上、金利差1%以上」とされてきましたが、今では、 金利差0.5% でもメリットがあるとされています。

私も 金利差 1%以下でしたが、諸経費合わせても、総支払額を減らすことができましたので、該当する方は検討してみるとよいと思います。

私は、この超低金利の時に、変動金利から固定金利(フラット35)に借り換えをした少数派に属すると思います。

ネットを調べてもそんな人めったにいない変人かもしれませんが、以前入っていた変動金利は、1.17%で今回のフラット35は、0.91%と低く、総返済額が抑えられたのと返済期日も短縮できたので思い切って借り換えしました。

(変動金利にすればもっと安くなると思いますが・・)なぜ、私が固定金利を選んだのかについては別の機会にご紹介したいと思います。

ステップ3:家計に余裕が生まれたら、貯蓄(生活防衛資金)と投資(インデックス投資)をしてお金を増やす

最後のステップ3で、より安定な家計を目指し、黒字化しつつ、資産を増やして家計を改善していきます。

10年先20年先、老後に向けて、より具体的に見直していく予定です。

3ステップのコツは、貯金は最小限にとどめ、なるべく資産運用(投資信託)に回すようにしています。

よく投資を始めるには、まず生活防衛資金をきちんと貯めてから、との指南がよく書かれていますが、私は、貯金のみだとついつい使ってしまう危険性があったので、簡単に現金化できない投資信託にすることによって、資産を減らさない工夫をしました。

タカ
タカ

これが大正解。

銀行預金を引き落として現金化することは、罪悪感や後悔は少ないですが、投資信託を決済して、現金に換え、支出する行為は非常にストレスを感じます。

資産運用していれば、どんどん複利効果で増えていくのに、支出に回るのかと残念に思います。

これも、「より価値のあるものにお金を使う」という考えが定着しているからこそ思うことだと思います。

もともと投資に興味があり、「浪費よりも、積み立て投資をして、お金のなる木を増やすことが価値のあることだ」と強く認識し、少しでも多く、投資信託に注ぎ込むつことにしました。

投資の方法についても後日紹介します。

だいぶ長くなってしまいましたが、いかがでしたでしょうか。

皆さんもこの考え方であれば、無理なく、ワクワクしながら、家計の見直しを進めることができるのではないでしょうか。

タカ
タカ

最初からガマン、ガマンの節約のみで挫折した方には、とってもおすすめです。

この方法を試して節約につながった!家計の見直しが成功した!という方が一人でも多く成功していただけたら、大変うれしいです。皆さんの参考になれば幸いです。

この方法がベストだとは思いませんが、私はこの方法でうまくいきましたので、ぜひ、試してはいかがでしょうか。

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